長引くコロナ禍、ご自宅でリモートワークをされている方も多くいらっしゃいると思います。
特に在宅勤務をされている方は、外出する機会が極端に減っていらっしゃるかと思いますので、どうしても運動不足になってしまいますよね。
運動不足は太ってしまうだけではなく、筋力や体力の低下といった身体的健康への悪影響や、前向きな思考や感情といったメンタル面、さらには老化が進んでしまい美容にも悪影響を及ぼしてしまいます。
そこで、今回は手軽に始められる、おすすめの運動方法をご紹介いたします。
有酸素運動
有酸素運動は、酸素を体内に取り込むことで体内に溜まってしまった脂肪を燃焼させることができます。
体力をつけたりダイエット効果があるだけでなく、大量の酸素を体内に取り込むことで新陳代謝を高め、お肌のターンオーバーを促進させることもできるため、美容効果も期待することができます。
また、新鮮な酸素をたくさん吸収すると気持ちが晴れやかになり、前向きな思考を得ることができます。
特に在宅勤務で1日中お家にいらっしゃることが多い方は、何も運動をしないと足腰が弱くなり、体力が落ち疲れやすい体質になってしまいます。
さらに、体内に取り込む酸素の量が少なくなりますので、脳に新鮮な酸素や栄養を十分に供給することができず、その結果脳の活動が鈍くなってしまい頭の回転や冴えも落ち、仕事や勉強の能率が下がってしまうようになってしまいます。
有酸素運動は身体的に健康になれるだけではなく、ダイエットや美容効果も期待でき、精神的にもリフレッシュすることができますので、ぜひ定期的に有酸素運動をするようにしましょう。
◆ウォーキング
運動不足の方にとって、いきなりジョギングを始めるのはちょっとハードルが高いかもしれませんね。
そういった方は、まずはウォーキングから始めましょう。
はじめは「お散歩」感覚で、ゆっくりご自分のペースで歩くだけで十分です。
服装やシューズも、特別なものを用意する必要はありません。
歩きやすい靴を履いて、お家の近くを探検気分で歩いてみましょう。
それまで気づかなかった、新しい発見があるかもしれませんよ?
でも、いきなり無理をしてハードな運動をしても、3日坊主になってしまいます。
まずは習慣化できるように、無理なくマイペースで続けてみましょう。
慣れてくれば自然にスピードが上がっていきますし、走りたくなってきたら大成功。
ジョギングにステップアップしましょう!
◆ジョギング
有酸素運動の代表、ジョギングは手軽で効率の良い有酸素運動です。
普段運動不足の方にとっては、ちょっとハードルが高い運動かもしれませんが、消費カロリーも高いためダイエット効果もしっかり感じていただくことができる運動です。
今や国民的スポーツとも言えるジョギングですが、走り始めると頭もスッキリし、デトックス効果もあるため心も体も爽快な気分になれます。
ジョギングもいきなりハイペースで始めると継続することができなくなってしまいますので、まずはゆっくりのペースで、短距離のジョギングから始めてみましょう。
◆スイミング
スイミングは、一人で手軽にできる全身運動です。
体全体を使うため、バランス良く体の隅々に負荷をかけることができるため、特にボディラインを気にされている方にはおすすめです。
スイミングの素晴らしいところは、肩こりや腰痛の予防にもなるところです。
ゆったりしたペースのクロールで泳げば、それだけで肩をグルグル回すことになりますので、慢性的な肩こりの方でも泳ぎ終わった後は驚くほどラクになります。
また、スイミングはジョギングに比べて足腰への負担が少ないため、関節痛や腰痛をお持ちの方にもおすすめです。
◆縄跳び
「縄跳びなんて小学生以来したことがない!」という方も多くいらっしゃるかと思います。
あまりスポーツとして捉えられることがないかもしれませんが、縄跳びの効果はとても高いものがあります。
まず、消費カロリーの高さ。
体重50Kgの方が30分間、普通のペースで運動した場合の消費カロリーは下記の通りです。
・ウォーキング :92kcal
・ジョギング :236kcal
・スイミング(クロール):218kcal
・縄跳び :310kcal
縄跳びの消費カロリーを見て、驚かれた方がほとんどではないでしょうか?
ジョギングやスイミングより消費カロリーが高いなんて、ちょっと意外ですよね。
さらに、縄跳びをおすすめするもう一つの理由は、アンチエイジング効果が非常に高いということです。
数年前にNHKスペシャルで放送された内容は、衝撃的なものでした。
それは、骨から若返りホルモン(オステオポンチン)が出ているというものです。
この若返り物質は、骨に衝撃を与えることで大量に放出されることが研究で分かっています。
さらに、アメリカ・コロンビア大学のジェラール・カーセンティ博士の研究によれば、骨から出されるメッセージ物質(オステオカルシン)によって、記憶力や筋力、さらには生殖力まで若く保つ力があることが分かっています。
骨から若さに繋がる物質が出ているなんて、本当に驚きですよね。
番組内では、アメリカ・ミズーリー大学のパメラ・ヒントン博士が推奨している、1日30分、週3回ジャンプ運動することが紹介されていましたが、縄跳びで意識的に骨に衝撃を与える運動をすれば、ダイエットや美容、アンチエイジングにも効果が期待できそうですね。